バックパッカーの旅から見えた世界!ひとり旅が生み出す価値観とは?

長距離移動のバスの車内、隣り合わせた初めて会う人に話しかけた事ありますか?バスじゃなくて電車でも船でもかまいません。この数値と捉え方は日本と外国ではどのように違うのでしょうか?

 

日本は1割、アメリカは5割の人が話しかける


大学時代をアメリカミネソタ州で過ごし、休みになるとグレイハウンドという長距離バスに乗ってあてのない旅をしていました。3ヶ月乗り放題で約300ドル。当時1ドルが90円くらいでしたから、とっても安かった。まず目指したのは大好きなマイケルジョーダンの街、シカゴ!

<シカゴにあるマイケルジョーダンの銅像>FullSizeRender

ミネソタからシカゴまではバスで約8時間。バスに乗り込みボーっと外を眺めていると、隣の人が話しかけてきました。「日本人かい?」「シカゴに何しに行くんだい?」「ほー、マイケルジョーダンが好きなのか!俺もだ!どのプレイがお気に入りだい?」とまあフレンドリー。

この人がたまたまフレンドリーなのかと思ったら、そうでもないようで。その後もバスに乗るとほぼ話しかけられます。そのうちバスに乗ると僕の方から話しかけるようになってました(笑)

あるデータによるとアメリカではふたりにひとりは話しかけるそうです。日本は1割という数値も「あー、そんなもんだろうな」って感じですよね。

「場合によっては話しかける」という日本人は3割。その内容は?


そんな日本でも「話しかけやすそう」「子供連れ」「相手もひとり旅っぽい」となると、話しかける人が3割に増えるようです。これが日本の「場合によっては」。

しかしこれがイギリスの「場合によっては」になると「相手の人種による」「相手の民族による」「相手の階級による」といった回答が聞こえてきます。

「島国」と「陸続き」の違い?


みなさん普段の生活の中で「人種」「民族」を意識しますか?でもこれが外国では普通なんですよね。ニューヨークでは1ブロック(約200メートル)歩くと、40ヶ国以上の国の人とすれ違う事もごく普通にあります。

人種も国籍も文化も違う人達と、地域で繋がり共に生きる。良くも悪くも、自分と誰かは違う。その多様性を受け入れる。相手を尊重する。その上でしっかり自分を主張する(ここ重要)。

これが20代前半の頃、僕がバックパッカーの旅を通して肌で感じた、そして今も大切にしている価値観です。

さあ、ひとり旅に出よう!


ひとり旅はいいですよー。いろんな事に気付かせてくれます。学生の皆さんは長期休みがある今こそ、どんどん旅に出るといいですよ!バックパッカーの話の続きはまたそのうち。

今日も「多様性を意識して」行こう!

ブログをメールで購読

投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。