昨日は「いかにモニターツアーを成功させるか?」という勉強会でした。いわゆる物見遊山的なツアーより「暮らしぶりに根付いたツアー」の方が面白いと思っているワケですが、「コンテンツが暮らしぶり」なら全てOKというワケではありません。ちょっとした、でも意外とできていない「ツボ」についてのお話です。
今回の舞台は青森県「東青エリア」
東青エリア各市町村の担当者の皆様が集まっての勉強会でした。たたき台としての行程表(ツアーコース)はすでに完成していますが、それらの場所をただ訪問するだけでは面白くない。
「え?何が面白くないの??」と思った方もいるかもしれませんね。簡単に言うと「ツアーがまるで一本の映画のような物語になっているか」がポイント。ツアーの後映画を観終わったような余韻と感動が残るか。これをどうやって具現化するかを考えるのがスタートライン。
「自分事」としてツアーに向き合うのがおもてなしの第一歩
講師ですから、私の考えを述べる事もできます。たぶんそこそこ「ああ、なるほど」という事を言えます。しかしそれではダメ。「西谷さんが言ったからやる」「西谷さんに言われたとおりにする」だとダメ。自分事になっていないからダメなんです。
なのでヒントや参考事例はお話ししますが、後は参加した皆さんが考える。これが一番大切です。思考の整理の仕方やアイディアを生み出すコツはお話しします。楽しいディスカッションの雰囲気は作ります。
でも皆さんが自分の言葉で考えて発表する。皆さんが考えた事がそのままツアーの受入体制になる。そうしないと、お客様に自分の地域の話をするとき、言葉に体重がのらないんです。
地域は自分事=シビックプライド
以前のブログでご紹介したシビックプライドの考え方がここでも活きてきます。まちで自己表現しよう!まちは自分自身!そう考えると、今まではなかったようなアイディアがどんどん出てきました!
例えば東青エリアは海に囲まれていますから、どうしても食事は海鮮が多くなります。どんなにおいしくても滞在中の食事すべてが海鮮だと、ちょっと飽きますよね。
かと言って、青森県に来て天ぷら食べてもなー、なんて時、どのようなものを食べてもらうといいと思います?
まあ、仮に天ぷらでもいいですよ。でもそこに何かしらの「物語」がないと、「なるほど!」に繋がらない。まして、自分のまちの事だけ考えていたら、東青どのエリアに行っても「ホタテ」食べることになってしまう。物語になっていない。
きちんとまちからまちへバトンをつないでいく。それがじわじわと効いてくる。よいツアーは「なるほど!」の連続です。
続きを具体的にもっと話したいところですが、実施前のネタバレになるので、2月1日にツアーが終了したらご紹介します。当日どんなマスクを被るのかもどうぞお楽しみに(笑)
モニターツアーはエンターテイメント!
エンターテイメント=楽しませる。青森県に来てくれた方に「楽しかった!」と言ってもらいたい。モニターツアーに限らず、青森県を訪れてくれる方には、青森県のファンになってもらいたい。地方創生も地域のファンづくりから!
たびすけではこの冬、そんな「青森ファン」になってもらえるようなツアーをたくさん実施します。
<たびすけが主催・お手伝いしている冬のツアー&イベント> ※1/7現在
1月16日~17日 We love Aomori in TOKYO 【定員まであと3名!】
1月30日~31日 農ガールとめぐる弘前のりんご・雪・まち体験ツアー
1月31日~2月 1日 東青地域モニターツアー
2月 6日~14日 冬の田んぼアート
2月11日~13日 羊齧りツアー
2月13日~14日 清水森ナンバツアー
2月17日 しくじり女子の夜会
2月20日~21日 青森県短命県返上ツアー
2月27日~28日 刀剣ツアーin青森
3月4日 青森ダービー三番勝負(中堅戦・大賞戦)
3月12日 第2回ひろさき里山フォーラム
3月19日~20日 青森県サイクル・ツーリズム推進協議会イベント
3月26日 地域密着型旅行会社スタッフになる旅(仕事旅行社)
興味のあるキーワードがありましたら、お気軽にコチラまでお問い合わせください!又、オーダーメイドにてご希望に沿った「青森大満喫ツアー」を企画・実施致しますよ!
今日も「自分事」で行こう!