日本三景松島で米?絶景の館で感じた「地域の魅力はやっぱり人」!

日本三景松島が米どころだってご存知ですか?観光地のイメージが強いし、海があるから農業よりは水産業かな?と思ったら、仙台周辺で一番お米がとれるのは松島なんだそうです(勉強不足ですみません)。なぜ松島にやってきたかと言いますと・・・

松島・夢・農業農村活性化推進協議会


松島をもっともっと活性化させよう!と取り組んでいるのがこちらの団体。

昨年6月に東北観光推進機構で講演させていただいた時にお会いした松島町役場の阿部さんとのご縁で、今回お招きいただきました。

ご依頼内容が「着地型観光やグリーンツーリズム」とのこと、最初「え?松島はすでに観光である程度盛り上がってるんじゃないの??」と思いました。

しかし松島に暮らす方々にとっては「今のままじゃあかん」「もっと何かやらないと」「でもどうすればいいか・・・」といった雰囲気なんだそうです。


そこには熱い人たちが集まっていた!


会場に到着すると、そこには熱い人たちが集まっていました。地元の農家さんや商工会関係の方、役場の皆さん、そして町長さんや議員さんも。みなさんとても真剣。
12620678_10204300474110974_192211639_o実は講演前、まちを少し案内して頂きました。いわゆる「松島海岸」ではなく、地元の方が暮らすエリア。

心地よいカーブが多く、暮らしぶりが垣間見えるほんわかする風景。私の暮らす弘前では見たことのないような物もありました(すんごい吹雪だった為、写真はないです。泣)

でもそこに観光客はいない。松島海岸散策がメイン。降りる駅も「松島海岸駅」。すぐ近くにも駅があるのに目的がない」から降りることがない。

「これは面白くて新しいコンテンツが生まれるな」と感じました。ポテンシャルは抜群。

知らないだけ。伝わっていないだけ。物語になっていないだけ。

人が熱くてやる気あるんですもの。ただ、やり方がわからない。ちょっとしたきっかけがあればグイグイいける。打つ手は無限。

と言うことで、講演の内容はとっさに「気付く力」「発想力」系に切り替えました。最初は着地型観光の事例紹介を中心にしようと思ったんですけどね。

事例を紹介しても「なるほど」で終わってしまう。やるのは僕ではなくて松島に暮らす皆さん。

動き出すきっかけとしては、事例(他人事)より思考法(自分事)です。この後ケーススタディとワークショップやって、まずは一度動き出せばいいと思います。

冒頭のお米の他にも「曲がりネギ」というのもあるそうで。しかしあまり活用されていない。

そもそも松島=農業のイメージがない。地元ではそれが当たり前だとしても「ターゲットの観光客」はたぶん知らない。チャンスがたくさん。

これからが楽しみなまちです。

懇親会も激熱!そして絶景の宿に感動!


懇親会でもみなさん熱いトークが止まらない。想い溢れる人がたくさんいる。これが一番の財産ですね。偶然にも同期(昭和47年生まれ世代)がたくさんいて、これまた盛り上がりました。
12620526_10204300473430957_1587558816_o懇親会場は、今回宿泊もさせていただいた
ホテル絶景の館。名前に「絶景」がつくのですが、到着した時すでに暗かったのでよくわかりませんでした。

しかし朝が来て納得!明け方の美しさは息を呑むほど。温泉からも絶景!お湯もやわらかく、お肌ツルツル系です!
12620782_10204300473350955_1107505988_o12620736_10204300473550960_1167695923_oHPを見ると「三ツ星の景観が見られるホテル」としてミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに紹介されているそうです。

社長の石川さんはまだ20代。アルバイトから初めて大抜擢で社長に就任し、現在どんどん事業を展開している若手のホープとのこと。次回はゆっくりお話してみたいです。

魅力的な人がたくさんいる松島町。櫻井松島町長はじめ松島町産業観光課のみなさん、ホテル大観荘の磯田副社長、宮城中央森林組合の渥美さんと佐々木さん、杉原功商店の杉原さん(同期!牡蠣がおいしい!)、浅野商店の浅野さん(同期!個性的!)、利府松島商工会青年部の清野部長、仙台農業協同組合松島支店の伊東支店長、ご紹介しきれませんがたくさんのみなさんにお世話になりました。本当にありがとうございました!

「人」がすべてのカギを握る


当たり前過ぎますが、地域とは人であり、まちの印象も、食事のおいしさだってたぶん「人」によって変わります。

そのまちで誰と出会ったか。その人に「また会いたい」と思ったか。その人に「今度は自分の友達を紹介したい!」と思ったか。

リピートするのは景色や食事だけではないです。地域のすべての糸にまず気付き、それらをどのように編んで、どのような物語にするか。ひとりでやるのは大変です。

だからこそ「同じ想いを共有」できる仲間が増えるといい。地域に暮らす人たちみんながCIVIC PRIDE(シビックプライド)の意識を持っておもてなしできるといい。きっとできます。

今日も「人」に注目してい行こう!

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投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。