厳冬の東青地域魅力満喫ツアーTHEデストロイヤー【後編】

デストロイヤーツアー最終回。「普通ならやらない事」をやったとき、それは感動に変わる。今日はそんなお話しです。

ゆるキャラがすべてを持っていった今別町


外ヶ浜町を出発し、次に向かったのは今別町。本州最北端の新幹線の駅が誕生した町です。

まずはその新しい駅を見学。バスが駅に近づきます。

ん?
12656099_10204365337852527_29399060_o 12631203_10204365337972530_74598255_o 12630920_10204365338052532_953840255_oゆるキャラがお出迎え!

今別町のゆるキャラ「あらまくん」と「たずなちゃん」

しかし、

彼らは、

「非公認ゆるキャラ」ww

12631265_10204365338132534_446934611_o 12632899_10204365338212536_165043516_o

 

なんか、ずっと追いかけてきます。笑

 

12656437_10204365346732749_1672062287_o参加者の心、わし掴みです。

この後、みんなはランチ会場へ。

すると、

12669361_10204365338292538_154907054_o追ってくるーー!

寂しそーー!!

 

中に入っている人、センスいいです。笑

 

ランチはなかなか市場に出回らない、今別牛のステーキ!!
12669739_10204365347052757_1362286108_o激ウマでした。

その後は、伝統芸能「荒馬」を体験しに、近くの会場へ移動。

するとそこに、

12630707_10204365351212861_1353284917_oイターー!!

やっぱり、イターー!!!

 

本題の荒馬体験。まずはプロの踊りを見学。
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なぜか寝そべって撮るひとたち。
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12669883_10204365352092883_1764451611_o 12669348_10204365352252887_2067016585_o 12632955_10204365352172885_1296393328_oこの場で、参加者数名が今年このお祭りに参加することが決定しました。笑

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ステーキも荒馬も素晴らしかったのですが、ゆるキャラのインパクトが大きかった
今別町でした。

普通ならやらない事をやった蓬田村!


次にやって来たのは蓬田村。
12656325_10204365352412891_359655686_o打ち合わせの段階では、蓬田村には冬の今の時期、特に何もないので「マルシェで名産品の説明をする」的な受入れを予定してました。

しかし「受入れはエンターテイメント!」という勉強会で刺激を受け、まずは半被を着てのぼりを持ったワケです。しかし、それで終わりではありませんでした。

案内されるとそこには雪の階段。
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登るとその上には・・・

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流しトマト!!

 

そう、蓬田村はトマトで有名なのです。しかしこの流しトマト、最初は「夏しかやりません」「冬に組み立てるなんてムリです」と言っていたのに、冬に組み立てちゃった!!これには参加者大ウケ!大喜び!!

ちなみに我々到着直前まで水が凍っていて、あわや「滑りトマト」になるところだったそうです。まあ、それも見てみたかった気もしますが。笑

12637126_10204365352812901_1085053388_o薄皮が凍って、パリっとした触感。これはこれでおいしいと大評判。しかしトマトを箸でキャッチするのはなかなか大変。

12669308_10204365352972905_958560529_o直食いするだめ人間たち。笑

 

続いて、パスタが流れてきた!それを温かいトマトソースで食べるというアトラクション!
12656197_10204365353092908_287932466_o 12656187_10204365353252912_1964353591_oトマトソースにはホタテ入り。これがまたメチャ旨っ!!

 

12637001_10204365353372915_1384537581_o直食いするだめ人間たち(先ほどと同一)。笑

素晴らしい取り組み。もしかしたら夏より盛り上がるかもしれませんね。冬期間、月一回でもいいので実施すると面白いかも。大喝采の蓬田村でした!

 

〆は煮干し中華。そしてまた会う日まで!


パスタ食べた直後ですが、ラーメン食べながら反省会。
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「もう少し説明が詳しい方がいい」
「暴力的な寒さがたまらない」

などなど、たくさんのご意見を頂きました。今後のツアー造成に活かしいきます。

と言うことでデストロイヤーツアー終了。参加者同士も仲良くなり、「また青森に遊びに来たい!」という言葉も頂き、楽しく充実したツアーでした。

ご参加頂いたみなさん、そして各市町村の関係者のみなさん、本当にありがとうございました!

 

モノづくりよりコトづくり


どの自治体も「観光課」的部署は必ずと言っていい程あり、予算を持っていて、誘客に繋がる取組をしていますよね。

「パンフレットを作る」
「商談会に参加する」
「モニターツアーを実施する」
いろんな切り口があるでしょう。

でも一番大切なのは「ファンをつくること」だと思います。

どんなに素晴らしいパンフレットより、実際に見た景色の方が心に残ります。
どんなに素晴らしい文章より、実際に地元の方が語る言葉の方が心に響きます。

たとえ仕事で青森に来たとしても、ファンにしてしまえばいいのです。するとそれは「仕事」という枠を超えます。仕事で青森に来なくても、家族旅行で青森に来てくれるのです。

モニターツアーで「誰」を招くのか。招いた方に参加後「どうして欲しい」のか。そのアクションによって地域がどのように活性化するのか。いつ活性化するのか。

そこまでイメージして実施しないともったいない。せっかくやるんですもん。

例えば今回のデストロイヤーツアー、大手旅行エージェントさんをお招きしたとして、ツアー商品にしてくれるでしょうか?

「ケツそり大会はお客様がケガする可能性ありますよね?」
「平内では名物のホタテ食べないとお客様ががっかりするのでは?」
「パスタの後すぐにラーメンですか?」

てな事になりそうな気がします(すみません、あくまでも想像です。。。)

でも、このツアーを好きになってくれる人はいます。この内容だから面白いと思ってくれる人はいます。

何よりこのツアーは、各市町村のみなさんが「これやりたい!」と自分事として準備したコンテンツです。

想いが入っている。だから心に響く。
想いだけではダメです。しかし想いのない所から感動は生まれません。

その想いは、きっと今回参加してくださったみなさんに伝わったと思います。青森が好きになってくれたと確信しています。

それはいつか「彼らの友人が青森を訪れる」という事に繋がる。彼らの友人が青森を訪れたとき、我々がまたご案内する。人と人が繋がるワケです。

これからの東青地域が楽しみです。

今日も「繋がる」を意識して行こう!

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投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。