あなたの「好き」はお客様の「好き」になる!好きをどんどん打ち出そう!

GW期間中たくさんのお客様をご案内させて頂きました。この時期はさくらがメインなので、弘前公園は必ず訪問。しかし公園だけ見て帰る事はあまりありません。公園以外にどのような過ごし方を提案したのか。そのベースは「好き」。今日はそんなお話です。

桜が散るとりんごの花が咲く


GW後半、弘前公園のさくらの多くは散っしまいましたが、その頃きれいに咲くのがりんごの花。弘前市りんご公園では「弘前りんご花まつり2016」が開催されており、とても賑わっていました。

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説明してくださったのは弘前シードル工房Kimoriの高橋さん。この後どのようにりんごが実をつけるのか、なぜ摘花するのかなどをロマンチックに語って頂き、お客様にも大好評!本当にロマンチックな男なのです。

このような感じで、この日はりんごの花を見てまわりました。収穫期だけではなく、1年中いつ訪れてもりんご畑は気持ちがいいです。

 

大石武学流庭園の歴史を感じる


又、津軽周辺には「大石武学流」の庭園がたくさんあります。この日は平川市の清藤氏書院庭園へ。

13153473_10204922995873629_2109831431_n 13162230_10204922995913630_622965789_n今もこの屋敷に暮らす清藤さんが、庭園の歴史についてわかりやすく語ってくださいます。やはり地元の人の話は面白いですね!

 

こんな場所でこんな事を?というちょっとした演出


続いてやって来たのは平川市の盛美園。素敵な庭園が広がっています。

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そして目を引くのがこちらの建物。

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二階部分は洋風で、一階部分は和風。こちらはジブリのアニメ「借り暮らしのアリエッティ」の舞台モデルになりました。

 

13115519_10204922995753626_576338449_n気になる二階は立ち入り禁止。普段は見る事ができません。

 

13183091_10204922995993632_1884946801_nそんな二階を特別にお借りし、ミニ音楽会を開催しました!

 

13180977_10204922996153636_388947891_nこの日のお客様は4人。選曲は季節に合わせて「桜」がテーマ。まさに「今だけ・ここだけ・あなただけ」なおもてなしとなりました。

 

日にちと場所が変わり、こちらは藤田記念庭園

13113171_10204943236139623_585678199_o園内には立派な茶室があります。

 

13214592_10204943235499607_491469976_o庭園の茶室で津軽三味線の演奏!

 

演奏して頂いたのは津軽を代表する津軽三味線奏者、渋谷和生さん。弘前市内で「あいや」という津軽三味線が楽しめる居酒屋さんも経営しています。

 

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間近に見る迫力の演奏。そしてふと外を眺めると、そこには美しい庭園。おいしい食事とお酒を楽しみながら、ひとときの優雅な時間。

素敵な音楽が「特別な空間」でさらに輝きを増した演出でした。

「好き」の想いを地域とマッチングさせて膨らます


商品を作るとき、「お客様のニーズ」を考える事は(ある程度)大切です。

同時に、作る側の想いも大切です。そこには「地域」という視点は勿論反映されますが、個人、例えば今回で言うと「私」の感覚は絶対商品に反映されます。

だって、人間だもの。笑

じゃないと商品に魂が入りません。

今回の例でいうと、僕は「音楽」が好きなんです。すると「音楽が好き」をベースに「青森県で何ができるかな?」と考えるワケです。

りんご畑でJAZZ
禅林街でROCK
本丸でクラシック

とかね。りんご畑では先ほどのKimori高橋社長がいろいろ面白い取り組みをしていますよ!

平成26年には「本丸で祭囃子」「五重塔で津軽三味線&祭囃子」という企画をやりました。これらすべて関東からのツアー内コンテンツのひとつとして、関東の旅行エージェントに提案したもの。

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この時も渋谷和生さんにお世話になりました。そして笛奏者の佐藤ぶん太さん。自分で考えているだけでは実行に移せません。何かの時に相談にのってくれる仲間がいるのは本当にありがたいです。

 

情報過多の時代だから「地域のキュレーター」が必要


僕が弘前の繁華街「鍛治町」をご案内する時は、かなりの確率で「津軽弁シャンソンBAR」に半ば強引に連れています。

別にそのBARから手数料頂いているワケではありません。私も当然、普通に料金を支払います。弘前にしては少し高いお店です。なぜそこにご案内するか。

僕が好きだからです。笑

みなさん喜んでくれます。リピーターになった方もいます。このくらい「この街に暮らす僕のオススメはここです!」という見せ方、アリだと思うんです。それを求めている観光客もいると思うんです。(もちろんすべての人と感覚や価値観が合うワケではありませんが)。

今、情報が溢れています。自分でいくらでも情報を検索できる。でもだからこそ、どの情報が一番自分に合っているのか、マッチングさせるのが難しいような気がします。

すると「地域のキュレーター」を求める人もいるハズ。お客様の感覚と合った、最適化された地域情報をわかりやすく伝えてくれる地域のキュレーター。情報を要約・翻訳してくれる人。そんな人がいるまちは、旅がもっともっと楽しくなる。

そのベースは「好き」だと思うんです。好きの共感性が人と人を繋ぐ

例えば「弘前が好き」をもう少し噛み砕くと、
りんご畑が好き
ねぷたが好き
煮干しラーメンが好き
Kimoriの高橋くんが好き(変な意味じゃないですw)
庭園が好き
さくらが好き
土手町が好き

とまあいくらでもあるのですが、
これらの好きを編んでいく。僕にしかできない編み方で

それがきっとたびすけが提案する旅のベースです。決して「僕が誰よりも弘前を知っている!」なんて思ってませんよ。あくまでも僕の感覚。

その感覚を、ブログやFacebookで見て、「あ、なんか私と合うかも」と感じた方は、弘前に来るときはぜひご連絡ください。全力でご案内させて頂きます。津軽弁シャンソンBARはマストとなりますが。笑

今日も「自分の好きを大切に」行こう!

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投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。