私が「弘前の魅力満載面白ツアー」を思いついたとします。関東の方に来てもらうイメージの内容。さて、私が考えたそのツアーを、関東の方は本当に面白いと思ってくれるでしょうか?今日は仮説と検証のお話しです。
それぞれが求める「弘前」は違う
春の観光客
秋の観光客
ビジネスマン
移住希望者
例えば、これら全員は同様に「弘前に来たら弘前城を見たい」と思うでしょうか?
弘前市民なら「弘前来たら弘前城見て!」と思うかもしれません。が、それはこちらの想い。相手がそう思っているとは限りません。
なのにどんなツアーでも「弘前城」を入れようとする。春夏秋冬、朝昼夜関係なく「弘前来たら弘前城!」と言う。
※決して「弘前城が面白くない」という意味ではないですよ。
ではどうすればいいか。
一番いいのは「相手に聴くこと」ですよね。当たり前なんだけど、結構やっていない。今回は「モニターツアー」の例を考えてみましょう。
ストライクゾーンに投げたつもりの球が、
必ずストライクゾーンに入るとは限らない
今、ちょっと面白い切り口の「移住モニターツアー」をやろうと思っています。
アイディアを出し合っている段階で「これ、面白いね」となりました。ではさっそくモニターツアーをやろう!と。
でも、すぐやったらダメです。
「移住」ですから、今回対象は関東の方を想定しています。
それを弘前の人間のアイディアだけで実施して、こちらが勝手に「これは関東の人喜ぶだろう!」と考え、
ストライクゾーンに投げた”つもり”の球は、
”まったくストライクゾーンに入ってない”可能性を考える必要があります。
東京でヒヤリングを行って来ました!
と言うことで、東京で対象となりそうな方約30名にお集まりいただき、ヒヤリングを行いました。
会場の半分以上は弘前に来たことがない。まずは弘前について知ってもらう。
そして、これからやろうと思っているモニターツアーの概要を説明し、忌憚のないご意見を頂戴する。
これがやはり、想像を超えた意見が出てくるワケです。
一番衝撃的だったのは「そんな安易に移住できるような雰囲気を出すな」です。
50時間の講習を受けてもらい、「ひろさき検定」的なものに合格しないと移住できない、とか。とても面白い発想。
まだ詳しくは言えませんが、こんな意見を反映させたモニターツアーを3月に実施します。
それはきっと、ヒヤリングをやらず実施するモニターツアーより参加者の満足度が高いハズ。しいては、将来的な移住に繋がる可能性がちょっぴり高まるかもしれない。
飲みニケーションは重要!
ヒヤリングの後は懇親会。弘前のおいしい地酒、シードル、お漬物を持ち込んでのプチパーティーです。
たらたまが人気ありました。笑
90分くらいのつもりが気付くと3時間!ここでもたくさんの貴重なご意見を頂戴しました。
まずはこちらから関東に足を運んで、みなさん仲良くなる。すると弘前という「場所」ではなく、もしかしたら「西谷さん」に会いに行こう!と思っていただけるかもしれない。
「弘前に行くことになったから、西谷さんに連絡しておいしい居酒屋のこと聞こう!」と思い出してもらえるかもしれない。
そして一緒に弘前でご飯食べたりして、楽しんで頂けたならば、お知り合いに「弘前楽しかったよ!あなたも行くといいよ。行くなら西谷さんに連絡するといいよ」となるかもしれない。
こんな繋がり。こんな積み重ねだと思うんですよね。地域は「人」です。理屈じゃなく本気で楽しんでいると、それは必ず伝わります。
小さく早く検証する
思いついたアイディア(仮説)は、まずは小さく検証する。
今回で言うと、いきなりモニターツアー実施するのは「大きな検証」です。お金もかかりますよね。
まずは小さく検証する。今回で言うと「東京でヒヤリングを行う」。
今日も「まずは小さく検証」して行こう!
<告知>
おかげ様で満員御礼です!!
<協力>
たびすけ合同会社西谷
株式会社コンシス
合同会社スリーピース
株式会社百姓堂本舗
弘前路地裏探偵団
かだれ横丁居酒屋Oz
当選されたみなさま、当日お楽しみに!
大反響ありがとうございます!あと3名参加枠ありますので、勇気のあるかたはぜひ!!笑
こちらも興味のある方はぜひ!!