東北オフサイトミーティング!「笑い」は地域のエネルギー!

「東北まちづくりオフサイトミーティング」に参加してきました。講演は前武雄市長の樋渡啓祐氏。今日は当日の様子をご紹介します。

東北オフサイトミーティングとは?


東北オフサイトミーティングとは、HPによるとこのような定義になっていました。

「東北」という広域的なフィールドでのまちづくり・組織づくり・人づくりを目指し、自治体や民間企業の職員・学生など様々な立場の人が交流・情報交換する組織です。 10代から60代までの幅広い年齢層の方が参加して活動しています。

「志高く、されど敷居は低いサークル」を合言葉に、ゆるやかなつながりの中で様々な活動や勉強会などを開催しているとのこと。

河北新報さんの記事によると、メンバーは主に自治体職員の方が多いみたいですね。

そんな「東北まちづくりオフサイトミーティング」の勉強会が八戸で開催されたワケです。

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会場には北は北海道、南は四国まで、全国から参加者が集まっていて、凄い熱気!

この「まちづくりオフサイトミーティング」という文脈はこの東北から始まり、今は全国に拡大しているそうで、この日は佐賀市でも「九州まちづくりオフサイトミーティング」が開催されていたとのこと。

そんなワクワクの舞台が幕を開けました!

 

地元の事例発表からスタート


まず登壇したのは、地元八戸で「まちぐみ」という活動をしている山本耕一郎さん。「青森県八戸市を面白くするボランティア集団」と名乗るこちらの団体、とにかく取り組みがホント面白くて楽しい!

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プレゼンする山本さん

事例も面白いのですが、山本さんの語り口が巧妙で、会場からは常に笑い声が。楽しさが伝わるプレゼンが続きます。

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「吹き出し」はまちぐみの代名詞

地域において「居場所」ってとても大切だと思うんです。どこかの組織に所属しているという「属性」ではなく、物理的な「場所」としての「居場所」。

まちぐみの場合、街中にある空き店舗を自分たちの手で改装した事務所的スペースがあり、そこに行くとペンキ塗ったり、縫物したりとか、絵描いたりとか何かしら自分の「役割」がある。小さな子供から高齢者までが「地域の為に自分ができること」を等身大で表現できるコミュニティ。

例えば小さな子供を連れてきても、子供もできる作業があるから、お母さんも子連れで参加しやすい。

関東の大学に進学した地元出身者が、帰省した数日間にふらっとやってきても、いきなり何かに参加できちゃう。

事務所の裏に住むおじいちゃんが、事務所改装工事の陣頭指揮を執り始めちゃう(笑)

素晴らしいと思いました。難しいことじゃなく「自分ができること」ってのがポイントかな。いい意味で敷居が低い。結果、参加しやすい。人が集まる。そして何かが動き出す。

こちらのまちぐみ、全国どなたでもメンバーなれるそうです。興味のある方はぜひ!

 

次に、私が登壇させて頂きました(写真は小関さんから拝借)。

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内容は普段ブログに書いているような事を交えながら事例をいくつか紹介。終了後「いつもブログ見てます!」と声をかけてくれる方がいたりして、嬉しかったなぁ。

 

引き続き、会場の皆さんから質問を募り、山本さんと私とのトークセッション(写真は望さんから拝借)。13174202_1002024049847521_3545298396877563100_n

ある意味ふたりとも「仕事してる」という感覚はないのかもしれません。もちろん「仕事させられている」という感覚もない。自分の意志で、好きな事をしている

この空気感、これからも大切にしていきたいです。

 

樋渡さん登場!


そしていよいよメイン講演のスタートです!

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初めて講演を拝聴しましたが・・・

話し方が「エンターテイメント」でした。笑

 

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色々印象に残ったのですが、いくつか整理すると、

「住民が使う図書館を、本好きの聖地にする」
「最初から一石三鳥を狙う」
「政治家の仕事はゴールポストを決めること」
「行政の仕事はゴールポストからの引き算」
「いい街の条件は病院・住宅・本屋」
「ストーリーをヒストリーに」
「報・連・相、禁止」

賛否両論、好き嫌いは分かれるみたいですね。首長としてはぶっ飛んでいたんでしょうが、民間感覚からすると痛快でした。訴えられる事も多いと話してましたが、うん、僕は好きだったな。

笑いはエネルギー!


今回、事例発表した山本さん、私、そして樋渡さん全員に共通していたのは間違いなく「笑い」でした。3人とも要所要所に笑いをぶっこんでいて、すべての講演中、笑いは絶えなかったと思います。

樋渡さんは首長時代「笑いがなくなった事業は辞めた」と話してました。そして「笑いが取れないなら、笑われろ」ともw

前向きだから笑いも生まれる。

笑いが生まれるってことは「伝わっている」という事で、「わかりやすい」とも言える。笑いは良質のコミュニケーション。

そういう意味では今回の講演会、参加者のみなさんにたくさんの思いが「伝わった」のではないでしょうか。

 

最後はみんなで記念撮影。
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みんなを撮影する佐藤さん

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写真は鈴木さんから拝借

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懇親会も100名越えで大盛り上がり

ホント、熱い一日でした。こんな熱い想いを持つ仲間たちが集まる東北オフサイトミーティング。公務員のみなさんもやるなぁ!地域を元気にという想いはひとつ。私もたくさん刺激いただきました。ありがとうございました!!

みなさんの今日という日に「笑い」はありましたか?
明日も「笑い」を大切に行こう!

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投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。