GW中、期間限定で弘前公園内「東内門」に上がる事ができる催しがあり行ってきました。普段よく通る東内門の内部に初めて入り感じた事。今日はそんなお話です。
東内門とは?
弘前公園内には5つの門があり、そのひとつが「東内門(ひがしうちもん)」。国の重要文化財に指定されています。文化センター側の「東門」から入り本丸に向かうと次に見えてるくのがこの「東内門」です。
1611年に建設されたこの門をくぐると「日本最古のソメイヨシノ」があり、この門越しに見る風景も人気があります。
夜はこんな感じ。
今回はこの部分に上る事ができるのです!ちなみに門の白壁に見える小さい「三角」や「四角」は、攻めてきた敵に矢を放つ穴とのこと。
いよいよ門の中へ!
「きっと大行列だろうな」と思っていたら、ほとんど人は並んでいませんでした。タイミングがよかったのかな?ラッキーでした。
結構急な階段を上り、上層階部分へ到着。
蔵のような趣のある佇まい。そして窓には障子。
外から見えた矢を放つ三角と四角は、中から見るとこんな感じ。
障子と格子の雰囲気。
東門方面のカスミザクラ(本丸方面には窓なし)。
とまあ、なかなか面白かったです。
この赤いコーンと資材的なのがなかったらもっと素敵でしたが、まあ、色々事情があるのでしょう。笑
勝手に考察「こんなんできたら面白い門」
この東内門、年に1度公開するだけではなく、もっと面白い活用ができないかなと、勝手に考えてみました。
1.築城当時の暮らしぶり体験宿泊ツアー
安易ですが、これが一番インパクトあるでしょうね。
「なぜ」この門には上層階があるのか。どのような意味をもつ場所なのか。どのような人が、この場所でどのような役割を果たしていたのかを学ぶ。歴史と哲学は地域の大きな魅力ですからね。
そして当時の食事を再現してこの場で食べる。そして夜はこの場所に泊まる。
で、夜になると敵が攻めて来て、それを(安全性のあるゲーム的な)矢で撃退する。笑
ま、普通に泊まれるだけでも十分インパクトありますね。
外国人も大喜び間違いなしww
泊まる文脈で一番理想なのは「天守に泊まる」。もちろん「櫓」でも。
年に1回でも「弘前公園内すべての天守・櫓・門に宿泊できます!」ってできたら全国の注目を浴びそうです。国の重要文化財ですから、常識的に実現が難しいのはわかってますが、そこを何とかするのがダイナミズム。ぜひいつか実現して欲しいと思います。
2.歴女&歴男合コン
歴史に熱い想いを持つ男女が集まり、合コン開催。歴男は「弘前出身者」、歴女は「県外出身者」限定。灯りはろうそくのみ。服装はもちろん歴史コスプレ。
ニッチなコンテンツで集客し、ある意味「吊り橋効果」でカップル成立を図り、人口減少問題に歯止めをかけます。
3.コワーキングスペース
弘前公園はWi-Fiが完備されていますから、あの空間でのんびり仕事してみたいものです。県外からビジネスマンの事を考えると「追手門」でもいいなぁ。市役所やスタバ、バス停に駐車場等近いし。
「貸しスペース」と考えれば、民芸品製作体験などの観光的利用や会食会場、さらに「会議室」など可能性は無限ですね。
常に「本質は何か?」と自身に問い掛けよう
いずれにせよあるものを活かして、活用できるものはどんどん活用する方向で思考する。そうじゃないと人口減少問題でも、インバウンドでも、取り残されてしまいます。全国の都市はあの手この手で仕掛けて来てますからね。
他の人(地域)がやらない事を早くやると、価値になる。
満足の先が感動。
変化の先にしか「進化」はないのです。
そしてそれが誰の為の、何になるのか。
国の方針、国の予算。それも大切。
でも「本質」は何なのか。きちんと見極める事が大切。
今回の「東内門」の例で言うと・・・うん、これは講義のネタにしよう。笑
「答えがないこと」「人と違う事」を考えるのは大切。大学生諸君はぜひこの「本質」を考えてみてください。
あまり好き勝手言うと怒られそうなので、このへんでおしまい。笑
今日も「あるものを活かして」「本質を見極めて」で行こう!