雑誌の付録に弁当がついた?にぐ・さがな弁当の「読め!」パワーが凄い!

青森が誇る姉御、島康子さん率いる「マグロ女子会」プロデュースで発売された「にぐ・さがな弁当」。各駅におけるPRがあまりにも目立つので購入してみたところ、突っ込みどころ満載でした。今日はそんなお話しです。

青森県のスターが作った駅弁登場!


全国区の知名度を誇る島康子さん。
940868_938003529608628_7809898378554923965_nファンキーでゴリゴリに訛ってる、私の敬愛する「大間の姉御」です。

 

この島さんもメンバーとして活動している「津軽海峡マグロ女子会」が先日駅弁をプロデュースしました。その名も「津軽海峡懐かしのにぐ・さがな弁当!」
13901917_10205424458449880_1896069913_o青森県内の新幹線駅等に置かれた身大パネルが目を惹きます。先日八戸駅で発見したので、本人だけにおふざけでこの写真送ったら、知らぬ間にFacebookで全体公開されてましたw

 

そしたら「写真だけかっ!買って喰えやっ!」的メールが届いたので(笑)、購入しようとしたら、八戸駅では朝は売ってないんですよ。これから購入する方は注意が必要です(お昼には販売しているそうです)。

 

てコトで、後日仙台に向かう道中、新青森駅で初購入!
新青森駅では朝9:30の時点で販売していました。
13901814_10205424458409879_47250580_oさっそく新幹線に乗り込んで、弁当オープン!
そこには様々なトラップが待ち受けていました。。。

 

「読む弁当」の中身とは?


まず、包み紙。
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新聞です(笑)素材感も本物の新聞そのまんまw

 

内容はしっかり弁当の紹介・・・を超えるボリュームで「マグロ女子会」の生態についての記事。笑
13931473_10205424458169873_91514529_o「裏面は白紙か?」と思ったら、ご丁寧にみっちり活字が掲載。
そしてフルカラーww さすが手が込んでます。

さーて、弁当食べようと新聞を外すと、

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中に小冊子が。笑

 

 

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表紙と裏表紙入れると計8ページ。

読み応えあり過ぎですww

 

でも確かに駅弁食べてる時って、手持ち無沙汰なのでつい読んでしまいます。そして内容も面白い!!そもそも「マグ女」って何?とか「セイカン」とか、読者を惹きつけます(弁当だけどね)。

 

肝心の弁当のお味は??


ここまですっかり読み物の解説になりましたが、ここからやっと「弁当」の登場。
13902077_10205424457929867_2123191340_oその名のとおり、右側に「にぐ」、左側に「さがな」が入った弁当。にぐの味付けは、青森県民が心から愛する「スタミナ源たれ」で、青森県の食材。「さがな」の部分は北海道道南の食材。味もバランスも完璧です!

 

その「にぐ」と「さがな」の間は「津軽海峡」というコンセプト。人とモノが行き来する津軽海峡らしく、青森と北海道道南の文化の融合的、特徴のある食材が並びます。
13918832_10205424457769863_1031557325_oこの「酢いか」はお酒のつまみにも最高!個人的にお気に入りの一品。

 

 

ペロリとにぐさがなをたいらげ、最後にとっておいたのは「りんごのシロップ漬け」。甘くさっぱりしたりんごで弁当を〆ます!
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・・・と思ったら、

 

 

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下に杏の梅漬けがっ!

酸っぱいわっ!!

トラップかっ!!!w

 

そんなこんなで、おいしく頂きました。地元人にはほっとするいつものおいしさ。観光客の方には、地域の食を知って頂けるどこか懐かしい味。青森県内の新幹線駅で販売しているようです。ぜひご賞味ください!

 

「全ての人に」という商品は売れにくい


今回初めて食べたこの「にぐさがな弁当」、最初の印象は「雑誌の付録に弁当付いてんのか!」でした。笑

昔、お菓子屋でプラモデル売っていて、でもそれにはガムが1枚付いていて、
「これはお菓子です!だからお菓子屋で売っているんです!」的なの、
あったじゃないですか?

本屋さんにもTシャツやカバンが並び、それには薄い冊子がついていて、
「これは本です!だから本屋で売っているんです!」的な。

物がなかなか売れない時代、あの手この手でアイディアを出し、
何かを尖らせて売っていく。その発想は大切で、実行するのはもっと大切。

「普通」じゃなかなか売れません。
幕の内弁当がヒット商品になる事は難しい。
「すべての人に」というターゲティングではなかなか売りにくい。

それよりは「ドリアン弁当」の方がたぶん売れる。
ダメな人は絶対買わないけど、大好きな人はリピートして買う。

今回の「にぐ・さがな弁当」は「肉・魚」よりもマグロ女子会という「人」で尖がっている。料理人ではない人たちが作った弁当だからこそ面白い。

とりあえずこの弁当、本屋で売ればいいんじゃないかなぁ。笑

今日も何かを「尖らせて」行こう!


【リアル青森にも投稿してます!】
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投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。