貴重な休日とお金を使い、青森県まで石を拾いに行こうと思いますか?きっと多くの方は「NO」と答えるのではないでしょうか。しかし「青森の石」に価値を感じてくれる方に情報が届けば、石拾いの旅は旅行商品になる。今日はそんなお話です。
津軽錦石が拾える海岸へGO!
この石拾いツアーは開催2回目。今回は高松、高知、京都、長野、東京などから10名様にご参加いただきました。
そもそも、青森県と聞いて「石のメッカ」とか「石の名所」という印象ありますか?多分ないと思います。しかし「津軽錦石」という素敵な石がたくさん採れる地域なのです。
津軽錦石については歴史背景も含めてまるごと青森のブログに詳しく書いてあるので、興味のある方は是非ご覧ください。
青森県にしき石愛好会の鈴木会長にご案内いただき、海岸に向かいます。
林を抜けるとそこには、、、
海が広がっていました!ここが石拾いの現場です。
11月の寒空、2時間以上海岸で石拾い
すっっごい寒い日だったのですが、皆さんこれが目的で来てますので、黙々と石を拾います。
ただ、素人目には、どれが錦石で、どれが普通の石か見分けがつきません。
その都度鈴木会長に確認していただきます。これは正に宝探し。波の音だけが聞こえる中、石と対話するように時間が流れて行きます。
参加者が拾った石。興味のない方にはただの石ですが、興味のある方には宝物なのです。
これは私が拾った「めのう石」。流木の上に置くと、何か素敵に見えてきませんか??
この日は以上です。温泉で冷えた身体を温め、陶芸工房に立ち寄り、美味しい夕食を食べましたが、基本的にこれだけ。ただ、その温泉や工房や夕食には一工夫しています。
翌日はコレクターのお宅訪問
翌朝向かったのは、青森県にしき石愛好会の前会長で、現在相談役の小田桐さんのお宅。そこには大量の石のコレクション!
参加者みんな大興奮です!
玄関前も手作り。
石を磨く機械まで揃っています!
石の世界。ディープ。 pic.twitter.com/wBaaXVsv5R
— 弘前の旅行会社たびすけ代表西谷雷佐 (@rai248) November 19, 2016
個人的にはこの「ライトを当てると透けて光る石」が好きでした。石の世界、深いなぁ。
最後はみんなで記念撮影。
この後、津軽錦石が発掘された山内丸山遺跡を見たり、お土産買ったりしましたが、基本的に1泊2日の旅はこれで終了です。
「何気ない物」が価値を持つ時代
以前、刀剣ツアーについてご紹介しました。このツアーも今回とコンセプトは似ていて、青森県と聴いて刀剣をイメージする人はあまりいないはず。しかし全国から20名の参加を頂きました。
青森=刀剣?青森の新たな魅力を発信した「刀剣ツアーin青森」とは?
刀剣ツアーに参加してくれた多くの「刀剣女子」の方々は、普段の週末都内の博物館に行って、ガラス越しに刀剣を眺め「ああ、直接触ってみたいなぁ」と思っているとしましょう。
その憧れの刀剣を実際に手に持つ事ができる!そうなった時、場所が鳥取でも青森でも、多分あまり関係ないんです。
今回の石拾いもそうです。石に興味がある。実際に素敵な石を拾ってみたい。そういう方にとって場所はあまり関係ない。たまたま青森だっただけ。
このようなチャンスは地域にたくさんあるはずです。きっかけは石拾いでも、温泉の泉質や、夜に食べた美味しいご飯や、そこで出会った人たちや、お土産屋で知った
「へー、煮干しラーメンってお土産にもなってるんだ」
「りんごジュースってこんなにたくさん種類あるの!」
というあらゆる体験が、次のフックへと繋がっていくのです。
何をフックにしてでも、まずは一度足を運んでもらう。そこで「大満足」してもらえれば、リピートにつながるだけではなく、人に紹介したくてたまらなくなる。大満足を引き出すのは「その土地の人」です。
あるものを活かすのは大切。次のステップはその「編集力」。何をフックにして、それ以外のコンテンツをいかに編み込んでいくか。
今日も「編集力」を磨いていこう!
【おまけ:今日でブログ開設1周年!】
昨年の1月2日からブログを書き始めたので、今日で丸一年になります。マイペースですが楽しみながら書いています。
実際、ブログ書かなくてもFacebookで事足りるケースも結構あったりします。でもFacebook、Twitter、Instagram、Blogは全部目的もターゲットも内容も違う。
この件はさいとうサポートの斎藤美佳子さんがとってもわかりやすいブログを書いています。
【初心者向け】Facebook、Twitter、Instagramの違いをざっくり解説します
ね?ホントわかりやすい!斎藤さんのブログは面白いので他の記事も読んでみてください。
文章書くのは結構好き。自分の思考を整理する機会にもなるし、「ブログを見て」と講演依頼が来ることも増えたし、本当にブログ始めてよかったなと思っています。
いつもブログを読んでくださる皆さん、本当にありがとうございます。今後もなるべく皆さんにとって何かしら「面白い!」「なるほど!」と思って頂けるような事を書きたいと思っています。これからもご愛読頂ければ嬉しいです。
ブログやってない方は今日から初めてみては??始めるのに遅いって事はありませんよ。
今日も「ブログを楽しんで」行こう!