十和田湖を訪れる観光客が求めているのは、本当に「十和田湖」か?

「スターバックスはコーヒー屋ではない」というのは有名な話。商品やサービスの本質は何か。今日はそんなお話です。

十和田湖の未来を考える会


十和田湖の未来を考える皆さん、その名も「十和田湖の未来を考える会」の勉強会にお招きいただきました。最近いつもそうですが、今回もまあ「熱い想い」の人たちが集まっていました。

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「十和田湖を何とかしないと」という話はよく耳にします。観光客の減少、宿泊施設の廃業など、なかなか大変な状況のようです。

しかし、それでも十和田湖を訪れる人はいます。何をしに来るのでしょうか?十和田湖で何をしたいのか?理由や目的なく来る人はあまりいません。

 

「誰」が「何」を求めているのか?シンプルなのに見失いがち


「どんな人が、何を求めて来るか」「どうすれば、どんな人が来るか」をきちんと仮説検証することが大切です。

「コーヒーを飲みたい人が、コーヒーを飲みに来る」ならば、おいしいコーヒーを準備するとお客様が増える可能性が高まります。

「何か飲みながらさっき買った本を読みたいという人が、まったりしに来る」ならば、おいしいコーヒーよりも心地よいソファーや音楽、落ち着いた内装等が集客のポイントになるかもしれません。

「外回りしている人が、仕事の合間に何か飲みながらメール確認したい」ならば、広めのテーブルと電源、そしてフリーWi-Fiが、コーヒーの味より優先かもしれません。

ターゲットが「誰でもOK」「すべての人」だと難しい時代です。では、十和田湖に置き換えるとどうなるでしょう?

とまあ、去年くらいまでは「事例」を紹介することが多かったですが、最近はもっぱら「思考法」の話ばかり。とても盛り上がります。

 

懇親会はあったほうがいい


勉強会終了後は懇親会!飲みながら改めて語り合うのは最高。楽しいお酒でした。12557068_10204304282366178_1889994218_o

私がよくやるジェスチャーがツボに入ったらしく、みんなで集合写真(笑)十和田のみなさん、ありがとうございました!12512796_920461878070835_1589162923965204926_n

 

「仮説と検証」の精度を上げること


自分の考えを持つことはとても大切。しかし大抵物事には「相手」がありますから、「相手にとってどうなのか?」をきちんと考えなければ、空振りに終わるかもしれません。

その為にも「仮説と検証」の精度を上げる。この事は改めて詳しくご紹介します。

今日も「仮説と検証」を意識していこう!

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投稿者: 西谷 雷佐

青森県弘前市出身。 東奥義塾高等学校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。 たびすけ合同会社西谷代表を務める傍ら、路地裏探偵団の団員としても活動中。 まち歩きや地域の魅力発信から婚活まで講演活動多数。