宮城県利府町。グランディ21がある町。コンサートやスポーツ観戦で訪れたことがある方もいるのではないでしょうか。この町の特産が「梨」だとご存知でしたか?コンサート客をいかに購買に繋げるか。今日はそんなお話です。
宮城黒川地域地場産業振興協議会
この日は利府町にお招きいただきました。私もコンサートが好きなので何度か来たことがあります。
コンサートの場合、利府駅から会場までバスが出ていますが、とても混む。なので歩く人もいます(結構距離があり、小一時間くらいかかるはずです)。帰りも同様。
しかし会場までの道、とくに利府らしいお店や風景がなく、ただ歩くしかない状況。
さて、どうしましょう。町としては何かしらの消費をしてもらいたいワケです。
物を買う「理由」があるといい
意味理由なくお金を使うことは、あまりないですよね。まあ、100円ショップに行くと、つい予定外の物をかったりしますが、それは店内を見ているうちに「あ、これ必要かも!」と購入する理由を「見つけて」しまうから。
利府町に置き換えると、どうなるでしょう?
コンサートに来る人の目的は何か。そう、コンサートです。例として「嵐」のコンサートの日を想像してみてください。
ファンは「嵐」的なものは気になる
これは実際にあった話だそうですが、嵐には5人のメンバーそれぞれに「カラー」があるそうで。利府町のとあるドーナツショップは、5人のカラーのドーナツを販売。するじゃんじゃん売れる。
(たぶん)ドーナツが食べたいのではなく、5人のカラーだからそのドーナツを買ったワケです。
コンサートの後はお腹が減る。何か食べたいけど、とくに理由がないから、仙台まで戻ってご飯を食べる。
利府駅に向かう途中、お酒と焼きそばを売る屋台があっても、特に食べたいと思わないから、立ち寄ることはない。駅に向かう。
しかしそこで、駅までの道中、屋台があって、嵐の音楽が流れている。そして看板には「本日限定カクテルLove So Sweet」「スペシャル焼きそばHappiness」とか売ってたら、ファンなら買う確率少し高まりませんか?
そこにはコンサートの余韻に浸りたい嵐ファンが集まっている。「一曲目、以外だったねー!」「アンコールでやっぱりあの曲やったねー」とか話したい。
つまり、共感したい。
又、「コンサートの日は朝から利府町で過ごそう!」みたいなブランディングをして、名産の梨狩り(時期にもよりますが)とか、商業施設が多いならば、その商業施設の裏側を見れるようなイベントを企画する。
理由があれば、人の心は動きます。やり方はたくさんありますね。
まず動く。やってダメなら変える。
スピードは品質です。思いついたらまず動く。やりながら考える。ダメだったら変えればいい。
考える時間も大切ですが、考えている間にライバルはどんどん先手を打ちます。
1週間後に完璧な企画書を提出するより、明日、6割のアウトラインを提出した方がいいです。
今日も「まず動いて」行こう!
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近々いろいろやります。下記いずれも直接申込はできません。興味のある方はお気軽にお問合せください。